家族ケアサポートへの相談

退院し、私達夫婦の溝はさらに深まり

病院の家族ケアサポートの看護士さんに

面談をお願いしました

始めは普通に家族のことなど話していたのですが

夫が急に私を責め出しました

「看護士さん、聞いてくださいコイツ、僕が稼いできたお金を全て使い切ったんですよ❗️その上、自分のパート代も❗️そして、俺がコツコツ貯めてきたお金まで取り上げようと❗️どう思います⁉️」

と…

義兄の家で言われた事と同じ…

いや、さらに酷い内容でした

私が泣きながら

「私が1人でお金を使った訳ではないよね❓家を買ったり、家族で旅行したり…楽しかったよね❓」

と聞くと

「気持ち悪い💦」

と私の手を払い除けました

さらに、また同じ内容の話を看護士さんに話し

「これ以上、話すことはないので、失礼します、ありがとうございました」

と言い残し、帰ってしまいました

その後も私は泣き続け、看護士さんが

「ご主人、あんなに元気だし、もう奥さんは何もしなくていいよ、ご飯だけ作ってあげられる❓」

と優しく言ってくださいました

私はこの日からさらに夫への不信感と

軽蔑が深まり、元の夫婦にはもう戻れないことを

再確認しました

この日の出来事は、一生忘れないと思います

 

子供達の防波堤になる

私は決めました

子供達の防波堤になり

子供達の生活を守る

夫が大病で自分の事しか考えられず

自分中心で物事を考えるのであれば

私が夫の分まで子供達を守っていく❗️

と決めました

長男にかかる部活費用は、

私の実家と私が働く事で支払い

家計からは出さないと約束し

長男にスポーツを続けさせる事になりました

これ以降、夫から長男の部活に関する費用は

1円ももらっていません

一人暮らしも始まり

家賃55000円 生活費80000円 部費など

全て私の実家からの援助と私のパート代で

支払っています。今もまだ…

多額の貯金を持ちながら

家族の為に使わない夫を軽蔑します

長男の部活

長男はその頃、大学に合格し

小学生から続けているスポーツを

大学でもやりたいと話していました

私は、自分が今までやりたい事を見つけられなかった事もあり

子供達がやりたい事を見つけ

それに向かい頑張る姿が大好きでした

だから、夫が病気をしても応援してあげたいと

夫に話していました

しかし、夫の上の兄が夫にアドバイスをしたのです

「大学でスポーツをすると、勉強が疎かになり

留年する。そして、さらにお金がかかる」

と…

私は、お友達にも話を聞き

体育会に入っても留年するのは一部

だと…

しかし、夫は長男に話しました

「体育会に入ると○○万円かかる、その上、留年する。そういうデータがある」

と…パソコンで作った生活費などの

シュミレーションを見せながら…

長男は怒り、暴れてしまいました

それを見た、次男、長女、次女までも

泣き出し、地獄絵面でした

次女(当時小学3年)には、まだ癌だと伝えていなかったのに

夫が

「俺は癌なんだ!」

と大声で叫び。次女は、トイレにこもってしまいました

私は、義兄に電話をしました

「憶測でアドバイスをしないで欲しい!

誰が言っていたのか!」

とすると義兄は

「娘が友達から聞いてきた」

「父親が癌なのに、スポーツをさせるなんて世間が聞いたら、長男が酷い目で見られるから、叔父として話してあげたい、スポーツより父を選ぶべきだ!と」

と言われました

本当にありえない義兄…

私は、言いました

「じゃあ、もし、あなたが夫のように病気なら息子さんにやりたい事を諦めさせるのですか?」

と…すると義兄は…

「いやいや、うちの息子、関係ないのに出して来ないでください」

と…

私は、びっくりしました

実の弟にアドバイスするのに

ご自分に置き換えられずにアドバイスするなんて

人の考える…いや、家族が考えることではない

と…

私は、この日から、義兄と縁を切りました

夫の貯金

夫には、私に内緒でヘソクリがありました

私が知った時は、1500万円近く…

メモ書きを見たのです

病気がわかり、

そのお金の詳細を私に伝えるのかと思いきや

長男に話し始めたのです

「このお金は、お父さんがコツコツ貯めてきたお金だ。税金に取られたくないから、相続税について調べて欲しい」

と…

まだ、未成年の長男に…

私は、こんなに信頼されていないんだと

落胆しました

「このお金で自分の子供達を頼む!」

と言われると思っていたのに

心配は、相続税でした…

家を売ると言った時も

今売っても、ローンに充てるだけで

残金はないのに、売ると言ってた夫

自分が亡くなった後に子供達に残せるものは

家しかないのに…

脳腫瘍で頭がおかしくなっているのか

いやいや、遡れば前からこんな人だった…

私が思っている、病気をした父親の行動とは

かけ離れている

義兄の自宅にて

翌日、体調も戻り

義兄の自宅に迎えに行くことになりました

着いて間もなく、義兄に言われました

話し合いなさい。

今まで大きな喧嘩もなく

思ってきた事を言って来なかったから

こうなっているんだよ

と…

夫が話し出しました

もう、働けない、ローンを返せないから

自宅を売る(ローン後25年)

俺は病気なんだ!

今まで、稼いできたお金を全て使いやがって!

パート代まで!

家も汚い!あんな家、誰も呼べない!

と…

私は、泣きました

大人になって、あんな大声で泣いた事…

ないです…

私は、言いました

子供達の生活を変えたくない

子供達の為にできるところまでやりたい

お金がないのなら、介護の仕事でも

何でもしていくから、今の生活を続けさせてください

足りなくなったら、私の母から借ります


と…

すると夫は、わかった、義母さんが出してくれるなら…

と…

脳腫瘍克服

ガンマナイフが劇的に効果があり

車椅子生活から一転

今までのように、過ごせるようになりました

その時、私への暴言、罵倒が始まります

「今まで俺が稼いできたお金を全部使いやがって!」

「さらに自分のパート代年間70万円(源泉徴収を見たのでしょう)までも使いやがって!」

「もう、俺は働けない!ローンも払えない、だから、実家に引っ越す!」

「俺はもう死ぬんだ!余命8ヶ月なんだ!(

ネットで調べて余命を判断してます)言う事が聞けないなら、俺を殺してくれ!」

と病院の個室の中で言われました

私は、泣きながら反論しましたが話にならないので、病院を後にします

翌日、退院の日が決まったと連絡がありました

私は、精神的にボロボロで、

翌朝、発汗、動悸、発熱で動けなくなりました

義姉に連絡し、退院の手続きと夫をお願いすることにしました

夫の変貌

脳腫瘍が見つかり半身付随になった時

夫は、今までになく、自分自身について反省し

私や子供達と向き合い

たくさん話をする様になりました

子供達も今までの溝を埋めるかのように

毎日、学校帰りに病院に立ち寄り

話をするようになりました

しかし…そんな時間は、脳腫瘍がなくなり

今までのように動けるようになったと同時に

終わりました。

夫が変貌しました

というか、本性が現れたのだと思います